月と東京タワー

1年前からやってるの?アメリカ大統領選のシステム

      2016/05/07

アメリカ大統領選のニュースが、日本でも連日流れてきます。
今年2016年は、大統領選の年です。

US_VOTE

と言っても、大統領選挙一般投票日は11月、さらに新大統領の就任は来年の1月です。
それで今からこの騒ぎを?
米大統領選は、数々ののステップを踏んで行われる約1年間のイベントなのです。

アメリカ大統領選のシステム

二大政党

アメリカは長らく二大政党が続いています。
ご存知の通り共和党民主党です。

アメリカ大統領に立候補するための資格は、

・アメリカ国内で生まれた
・35歳以上
・アメリカに14年以上居住した

この3件ですが、共和か民主、どちらかの政党の指名候補とならなければ、大統領になるのは、ほぼ不可能です。

予備選

まず、共和党、民主党内で誰を指名候補とするかを決める必要があります。

各州において予備選党員集会と呼ばれる投票がなされ、すべての州の結果を累積して党の指名代表を決定します。

予備選と党員集会の違いは、投票方式が公開か非公開かという点です。党員集会は、それぞれが何故その候補を支持するかを話したりする州もあり、話し合いで決めるような色合いもあります。

どういったスタイルで投票するかは、州によって決められています。

予備選 非公開投票

原則、選挙人登録すれば党籍がなくても投票可能

ニューハンプシャーなど
党員集会 公開投票

原則、投票には党籍が必要

アイオワなど

これは2月に始まって6月初旬頃まで続きます。

各州、事前に党員の中から規定人数の代議員と呼ばれる人を決めてあります。予備選・党員集会の結果から、代議員は各候補に割り当てられます。代議員の役目は、7月の全国党大会に赴き、州の投票結果に応じた候補に投票することです。

予備選の結果から大部分の代議員の投票候補は分かっているので、党大会は形式的な投票になることが多いですが、予備選中に過半数を超える代議員を獲得する候補が現れなかった場合には、非誓約代議員の票を加えて投票結果を見ないと誰が選出されるか確定できません。一度目の投票で過半数獲得候補が出ないときは、ブローカード・コンベンションと呼ばれる二度目の投票を行います。ブローカード・コンベンションでは、一度目とは違う候補に投票することが出来るので、これによって過半数を獲得した候補が、党から公認され、代表候補として指名を受けます。この時大統領候補となった者は副大統領候補を正式に指名します。

 

本選挙

こうしてようやく本選挙となるわけですが、ここでまたふたつの段階があります。

一般投票

11月の2日~8日のうちの火曜日に行われます。
2016年の場合は、8日です。

一般投票で有権者が投票するのは大統領候補ではなく、その選挙人です。
選挙人は誰を支持するか公表しているので、有権者は、自分と同じほうを支持する選挙人に投票するというワンクッションを置いて大統領候補に投票することになります。

結果、多く得票した候補サイドが州の選挙人すべての票を獲得することになります。(メイン州とネブラスカ州では、2枠を得票の多い候補に、残りを各選挙区の最多得票候補に1枠ずつ割り当てる方法を取っています)

選挙人集会

一般投票の後、改めて選挙人の集会が開かれ、大統領候補(と副大統領候補)への投票をします。
12月の第2水曜日の後の最初の月曜日なので、今年は12月19日になります。

投票は各州において行われ、州知事がその結果に署名したものを時の副大統領に送ることになっています。この票は、1月の連邦議会両院合同会議で集計され、全選挙人の過半数を獲得した候補者が、晴れてアメリカの大統領となります。過半数を獲る候補がいなかった場合は、連邦議会議員の投票によって選出することになります。

合衆国大統領就任式

アメリカ国会議事堂

1月20日、新たな大統領が合衆国議会議事堂前にて

私は合衆国大統領の職務を忠実に遂行し、全力を尽して合衆国憲法を維持、保護、擁護することを厳粛に誓う

と宣誓し、アメリカ東部時間の正午にその任期が開始されます。
就任式の日は休日になります。

 

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