月と東京タワー

今度は仏大統領選に波乱!?「20世紀の資本」のピケティ出馬か

      2016/03/08

米大統領選では、政界出身でない候補が存在感を示し、良くも悪くもアメリカに変化の風を吹き込んでいるように見えます。

今度はフランスです。
あのピケティです。
著書「20世紀の資本」で、「経済格差は資本主義の宿命」と断じて世界に一大ブームを巻き起こした、スーパー経済学者トマ・ピケティです。

そのすごすぎな経歴をもう一度

バカロレア~エコール・ノルマル・シュペリユール~LES

1971年、パリ郊外で生まれたピケティは、それはそれは優秀でした。

通常18歳で取得する大学入試資格(バカロレア)を14歳で取得すると、エコール・ノルマル・シュペリユール(エリート校です)に進み、卒業後はロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LES)で経済を学びます。

イギリス

博士論文「富の再分配の理論研究」を書き、22歳で経済学の博士号を取りました。
この論文で、1993年フランス経済学会最優秀論文賞を受賞しています。

MIT

ここでピケティは、アメリカに渡ります。
マサチューセッツ工科大学に助教授として迎えられたのでした。

ハンバーガー

社会科学高等研究院 研究代表

1995年からは、フランスの国立科学研究センターで研究に勤しみ、5年後に社会科学高等研究院の研究代表者になります。

エッフェル塔

 

突然?の転換

しかしピケティはセゴレーヌ・ロワイヤルが大統領選に立候補すると(社会党)、その選挙運動の手伝いのため、研究所代表を辞職します。

セゴネールは、この時の大統領選では、右派のサルコジに破れましたが、現在はエコロジー・持続可能開発・エネルギ相を務めています。

現在のフランス次期大統領候補

与党社会党の現状

フランス大統領選は2017年に行われます。

現職の社会党オランド大統領は支持率が20%に落ち込み、首相のマニュエル・ヴァルスも人気に翳りが見え始めています。

左派社会党は、次の有力候補が不在なのです。

そこでピケティです。

ピケティと社会党

ピケティは元々、社会党の経済政策に深く関与していて、経済学と政治をリンクさせるスキルもある程度身につけていることでしょう。
後継者難と長く続く不況に悩む社会党が白羽の矢を立てるのも無理のないことです。

では、当のピケティはどうなのかと言うと

予備選の方法について具体的な提案をするなど、大統領選に興味は持っているようなのです。

景気と税金の関係などについてはもちろんのこと、昨年パリを襲ったテロについても一家言を持つピケティです。大統領の話を持ちかけられれば心が動くことは充分考えられるでしょう。

世界的に知名度は抜群、頭脳は申し分なく、海外経験もありと、完全無欠にさえ見えるピケティですが、政治家として働いたことはありません。

政治の能力は知力とはまったく別のものなのか否か。まだ分かりません。

また、ピケティの経済理論を、必ずしも正しくないとする専門家もいます。

ピケティ大統領は誕生するのか

今はまだうわさの段階です。社会党の一部からそんな話が出始めているところだということで、もちろんピケティ本人が出馬について公に話したことはありません。

柔らかな物腰と意外なほどに柔和な顔つき、そして聞く者をいつの間にか引き込むあの語り口。
選挙戦に有利な要素が揃ってるのがピケティです。

社会党の支援を受ける前提でもあり、ピケティ自身が望めば、畑違いのフランス大統領実現の可能性は出てくると思います。

一方の右派もこれから意外な人物を擁立してくるかもしれません。

フランスに幸福な変化は訪れるでしょうか。

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