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大穴と見せて大本命!?マルコ・ルビオ大統領候補 政策と勝算編

      2016/03/08

大穴と見せて大本命!?マルコ・ルビオ大統領候補 経歴編 の続きです。

マルコ・ルビオの政策

内政

移民の息子であるマルコ・ルビオです。移民に関する政策が注目されるところですが、不法移民に対して、最終的に市民権を与える法案を上院で可決させたこともあります。しかしこの法案は下院を通過できず、廃案となりました。

キューバ国旗

現在のアメリカでは移民に仕事を奪われるのを嫌う白人有権者が多く、移民政策は慎重さが要求されます。

現在のルビオは、不法移民には厳しいスタンスを見せながら、自身の生い立ちから移民層の支持も受けられるようなバランスを保っています。
マルコ・ルビオの半生はアメリカン・ドリームそのものです。
消えたと言われるアメリカン・ドリームが、大統領候補ルビオの中には生きています。
アピール力は充分です。

小さな政府を理想とし、銃規制人工中絶同性愛婚に反対するなど保守的な政策で、ティー・パーティ運動参加者からの支持も受けています。

外交

イランへの経済制裁継続を含む、アメリカの脅威たりえる国に対する強硬な姿勢を主張。

中国についても、かなり明確に批判的立場を取っています。
2012年には上院議会で中国のチベット民族浄化を批判する演説をしました。

写真はチベット亡命政府主席のロブサン・センゲ氏です。
2011年、アメリカを訪問した際、ルビオと会見しています。

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所チベットハウスジャパンが、記事にしています。
米国上院議員、中国の組織的チベット弾圧を非難

オバマ政権のキューバとの国交正常化には反対で、キューバへの禁輸措置撤廃については阻止に動くことを明言しています。

日本に対しては

気になるところです。

実は2014年に安倍総理を表敬訪問しています。
この時、自衛隊、安全保障体制強化の取り組みに支持を表明しました。

1910年頃の尖閣諸島民とその住居と掲げられる日章旗

1910年頃の尖閣諸島民とその住居と掲げられる日章旗

アメリカは、軍事的、経済的に中国の増長を抑え、太平洋での優位性を取り戻すべきだと話し、尖閣諸島に関しては「日本の領土だ」と言い切っています。

対中政策の一環であるにせよ、日米同盟は強化されるでしょう。
中国にデレデレのオバマよりいいことは間違いなさそうです。

各候補の政策一覧はこちらで
大統領候補の政策一覧 中絶TPP銃規制etcにYes/No?ProCon.org

マルコ・ルビオに勝ち目はあるのか

さて問題はここです。

これまで共和党の候補ではドナルド・トランプばかりが注目されてきたこともあり、日本ではルビオの名前がニュースに流れることはあまりありませんでした。

ニワカに飛び出してきた大穴候補のような印象を持ちますが、これが意外にそうでもないという調査結果もあるのです。

ルビオならヒラリーに勝てる?

昨年12月、アメリカNBCテレビとウォールストリートジャーナルが共同で、ある全米世論調査を行いました。

本選で民主はヒラリーとした場合、共和党の誰なら勝てるのか?というものです。
「ヒラリー対誰それなら、どちらを支持しますか?」と質問しています。

共和候補 ヒラリー支持 共和候補支持
トランプの場合 50% 40%
クルーズの場合 48% 45%
ルビオの場合 45% 48%

共和党の指名代表がルビオであればヒラリーに勝てる可能性があるという結果でした。

誰を代表にしても、民主党に勝てなければ意味がありません。選挙戦の中で党員は必ず「ヒラリーに勝つには」と考えるでしょう。

ヒラリー

そうしたとき、他の誰にもない新鮮さがある上に、共和党の伝統にもマッチするルビオ支持に回る党員が出ることは充分考えられます。

地元フロリダの票をブッシュと分けることになるのが不利ですが、フロリダは3月15日です。それまでの間にブッシュが離脱すると、ブッシュ支持に向かうはずだった票は他の州も含めルビオに集まるかもしれません。
(トランプやクルーズには、やや癖があるので)

ジェブ・ブッシュが戦線離脱の場合、ルビオ支持を表明することも充分考えられます。
ブッシュは、2010年の上院議員選挙でも出馬を考えたものの自身は立候補せず、ルビオ支援にまわっています。

その場合には、ルビオは一気に優勢になるでしょう。

早い段階で強さを見せれば、ルビオの逆転にも可能性があると言えるでしょう。

次の予備選は、2月9日のニュー・ハンプシャーです。

ニュー・ハンプシャーは、保守の強いアイオワと違ってリベラル派が多く、宗教色は薄い土地です。有権者の教育水準は高い傾向があります。

また、ニュー・ハンプシャーはこれまで度々番狂わせを起こしてきた土地でもあります。2月9日が、選挙戦の大きなターニング・ポイントになるかもしれません。

予備選のスケジュールと結果はこちらに
米大統領選挙 予備選スケジュールと結果

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